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プログラムについて

プログラムのもとにテーマの異なる複数のユニットがあります。選抜や教育はユニット単位で行います。2024年度のオナー大学院開始にあたっては、「グローバル日本学」「社学共創」の2つのユニットが設置されます。以下に各ユニットの概要を掲載します。

グローバル日本学ユニット

ポリシー

日本の人文・社会科学の最大の強みは,日本の言語・文化・社会などについての幅広く奥深い学術知が蓄積されている点です。大阪大学においては、この学術知を専門的に掘り下げる営みは、各研究科において、ディシプリン・ベースで行われています。その成果を踏まえつつ、本ユニットにおいては、この学術知の展開を、学際的に総合する方向、および、社会との統合を図る方向で促し、現代日本社会という現場において実践知を醸成します。また、並行して、外国語やデジタルの手法による研究発信力の強化を図り、日本という事例について深い理解を有しているだけでなく、日本から新たな研究の展望を発信することのできるスキルと創意をそなえたグローバル人材を育成します。

学際的な総合、社会との統合、研究発信力の強化が、本ユニットのキーワードです。

構成科目

グローバル日本学ユニット科目一覧 *PDFファイル

導入科目(「グローバル日本学への招待」):ユニット・ポリシーに沿ったかたちでの日本学の新たな展開に受講者を導入するための必修科目です。本ユニットが構築された学術的背景を解説したうえで(第1回)、人文・社会科学系の各部局の日本研究者がそれぞれのディシプリンを基盤としながら学際的・先端的問題提起を行います(第3~7回)。あわせて、国際的研究発信力強化の意欲を高めるためのセッション(第2回)を設け、全8回で構成されています(第8回はまとめ)。
基盤教養科目:学際的・国際的視野に立ち、先端的な課題意識に基づいて、日本の言語・文化・社会についての理解を深め、本ユニットの基盤となる知識を獲得・共有するための科目です。科目リストから選択することができます。
アカデミックスキル・方法論科目:外国語やデジタルの手法によるアカデミックスキル、あるいは、各ディシプリンの高度な研究方法を磨くことにより、研究(発信)力の高度化を図ります。科目リストから選択することができます。
フィールド・実践科目:フィールドでの学び、社会との関わりのなかでの学びを通じて、日本をめぐる学術知の社学連携的展開、実践知の醸成を促すための科目です。科目リストから選択することができます。
国際学術研修科目(「国際学術研修」):本ユニットの履修者が、国際的な学術会議において、学びの成果を母語以外の言語で発信する営みを積極的に支援するための科目です。所定の条件を満たすことにより単位として認定されます。

修了要件

修了要件:7単位
…導入科目:1科目1単位必修
…基盤教養科目:1科目2単位選択
…アカデミックスキル・方法論科目:1科目2単位選択
…フィールド・実践科目 もしくは,国際学術研修科目 から:1科目2単位選択

社学共創ユニット

ポリシー

「社学共創」とは、大学と社会が場を共有しつつ、新しい価値を創りだすことです。大阪大学は社学共創を通して「生きがいを育む社会」の創造を目指しています。この理念のもと、大阪大学の博士課程の修了生には、その将来において、専門知に基づき、社会の未来について語り、社会と共に実践する役割が期待されます。  このような役割を担える資質の涵養を目標に、本ユニットでは、本学で展開される社学共創活動への参加を中心に据えた教育プログラムを提供します。

構成科目

社学共創ユニット科目一覧 *PDFファイル

導入科目:フィールドでの社学共創活動の参加に向けて、その導入となる科目です。先行事例の検討などから社学共創のあり方、可能性や課題を学びます。
基盤教養科目:専門分野以外の人文社会科学の先進知識に触れ、専門知の幅をひろげます。 
アカデミックスキル・方法科目:フィールドでの社学共創活動に備えて、各自の関心に応じ、フィールドの歴史や文化をより深く理解する方法や、対者との対話の方法、フィールドでの体験を知識へと昇華させる方法などを学びます。 
フィールド・実践科目:全国各地のフィールドにおいて、社学共創に取り組む研究者たちから、あるいは実践者たちから体験的に社学共創の実践を学ぶことになります。

修了要件

修了要件:7単位
…導入科目:1単位必修
…基盤教養科目から:2単位選択
…アカデミックスキル・方法論科目から:2単位選択
…フィールド・実践科目から:2単位選択

既習得単位の取り扱い 

履修生が本プログラム履修前に修得した本プログラム修了要件科目の単位については、
2単位を限度として本プログラムの修了要件単位に算入することを可とします。
希望者は、その科目名を添えて事務局までご連絡ください。